可愛い我が子の写真を撮る。素晴らしいじゃないですか。今はスマホのカメラがどんどん高性能になってきていますので手軽に十分な写真を撮る事ができますが、やっぱり一眼カメラやちょっといいコンデジでも撮ってあげたくなりますよね。
この記事では、僕の失敗もふまえた「子供撮りのおすすめ設定」をご紹介したいと思います。
最優先はシャッタースピード!
とにかく、子供は止まってくれません。
「画質を担保するためにISOは上げたくない」、「絞って撮りたいシーンがある」。とてもわかります。しかし、子供撮影ではシャッタースピードを最優先にしないと、ブレブレの子供の写真を量産してしまう事になります。
たとえISO100のノイズのない高画質な写真でも、被写体・手ブレなどでブレていると意味がないですよね。
極端に言えば、ISO100のブレた写真よりはISO6400のブレていない写真の方が作品・思い出として良いという事です。
※意図してブレた写真にするのはまた別のお話。
僕の失敗経験です。「せっかくいい一眼カメラを手に入れたんだから、できるだけノイズのない綺麗な写真を撮ろう!」と思ってしまい、ISOを限界まで下げ、技術もないのに遅いシャッタースピードで撮ってPCで確認するととガッカリ。。。なんてことが本当によくありました。
ある日割り切って、シャッタースピードを優先したところ、思い出に残せるレベルの写真が撮れるようになりました。確かに等倍で見るとノイジーになってしまいますが、出力(印刷)してもKG判なので肉眼では違いが判らないレベルです。あとはスマホで見るくらいなので、同様に違いを感じません。
子供撮りにはどれくらいのシャッタースピードがいいの?
子供撮影だと、最低でも1/200秒は確保したいですね。環境が許せば、余裕をもって1/250秒。走り回っている場合などは1/500~1/1000秒といったところでしょうか。
子供がお絵かきをしていたり、座って何かをしている時は1/160秒ですね。
僕が所有しているEOS R6にも手振れ補正が搭載されていますが、子供撮影で気を遣うのは被写体ブレですから、手振れ補正の有無はあまり関係ありませんね。
僕の子供はまだ小さいので走り回る事はないですが、子供にカメラを向ける時は1/200秒にしている事が多いです。
僕が所有しているEOS R6にも手振れ補正が搭載されていますが、子供撮影で気を遣うのは被写体ブレですから、手振れ補正の有無はあまり関係ありませんね。
ISO感度は最大の限界値だけ意識しておく
とはいえ、ISO204800(拡張とかね)でもシャッタースピードを優先した方がいい?となると、それはやり過ぎです。
ご自身で設定を変えて撮ってみて、大きな画面で確認し「ISO最大妥協値」を見つけてください。その妥協点を超えない範囲で、絞りとシャッタースピードを調節するようにします。(EOS R6だとISO感度の範囲(下限値/上限値)を設定することができたと思います。)
室内で生活レベルの電気を点けている環境だと、シャッタースピード1/200秒くらいであればカメラの限界までISOを上げなくても撮れます。
しかし、どうしてもというシーンだと、やはり僕ならISOを上げますね。
それでもISOを上げずに画質にこだわって撮りたいのであれば、素直にフラッシュの導入を検討しましょう。
余力の範囲内で絞りを調整しよう
シャッタースピードが決まれば、ISOはAUTOであとは絞り(F値)を決めるだけです。これはどんな写真にしたいかで値が変わってきますね。ボカして撮るのか、絞って撮るのか。
僕は室内で撮ることが多いので、比較的暗い環境になります。ですので、できるだけ開放に近い値に設定し、シャッタースピードを稼ぎ、ISOをできるだけ低くできるようにしています。
レンズによって設定できるF値が異なりますので、F値は〇〇にしましょうとはなかなか言いにくいですが、敢えて言うならF2.8くらいが「バランスのとれた、いい感じの写真」を撮れるのではないでしょうか。これは被写体が1人の場合です。被写体が複数の場合は、F2.8だとみんなにピントを合わせるのは現実的ではありません。
「シャッタースピードは1/200、ISOはAUTO、F値は2.8」が子供を撮る時のおすすめ設定です。
※全て個人的な見解です。